B.5. Debian のパーティション分割プログラム

いろいろな種類のパーティション分割ツールが Debian 開発者によって組み込まれ、 さまざまな形式のハードディスクやコンピュータアーキテクチャで 動作するようになっています。 以下に、それらのアーキテクチャで使えるプログラムのリストを示します。

partman

Debian 推奨のパーティション分割ツールです。このアーミーナイフは、 パーティションサイズを変更したり、ファイルシステムを作成 したり、マウントポイントを指定したりすることもできます。

fdasd

S/390 用の fdisk です。 詳細は、fdasd man ページか Device Drivers and Installation Commands の 13 章をご覧ください。

Partition a Hard Disk を選択すると、 上記のプログラムの 1 つがデフォルトで実行されます。 もしデフォルトで実行されるプログラムがお望みのものでない場合は、 まずそのディスクパーティション作成プログラムを終了してから、 AltF2 キーをいっしょに押して シェル (tty2) を起動し、お望みのプログラムの名前を (必要なら引数を添えて) 直接入力してください。 プログラムを終了したら、debian-installerPartition a Hard Disk という作業段階はとばして、次に進んでください。

IDE ディスクに 20 以上のパーティションを作ろうとしている場合は、 21 番目以降のパーティションに対応するデバイスを作成しなければなりません。 適切なデバイスが存在しないと、パーティションを初期化した後の次のステップで 失敗します。例として、21 番目のパーティションが初期化できるよう、 デバイスを追加するためのコマンド群を示します。これらは tty2 や Execute A Shell から実行できます。

# cd /dev
# mknod hda21 b 3 21
# chgrp disk hda21
# chmod 660 hda21

ターゲットシステムにも正しいデバイスがないと、新しいシステムで起動したときに失敗します。 カーネルとモジュールをインストールしたら、以降を実行してください。

# cd /target/dev
# mknod hda21 b 3 21
# chgrp disk hda21
# chmod 660 hda21